「使わなくなったギター、いくらで売れるんだろう?」と気になっている方は多いはず。エレキギターやアコースティックギター(アコギ)は、ブランドやモデル、状態によって買取価格が大きく変わるアイテムのひとつだ。
この記事では、ギターの買取相場を種類・ブランド別に解説しながら、少しでも高く売るためのポイントを紹介していく。査定に出す前にチェックしておくと、納得のいく取引ができるはずだ。

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ギターの買取相場を種類別にチェック
ギターの買取相場は、大きく分けて「エレキギター」「アコースティックギター」「クラシックギター」の3種類で異なる。それぞれの価格帯の目安を見ていこう。
エレキギターの買取相場
エレキギターは、ブランドやモデルによって価格差が非常に大きい。エントリーモデルであれば数千円〜1万円前後、ミドルクラスのモデルなら数万円〜10万円前後が一般的な相場となっている。
高級ブランドのモデルになると、さらに高額な査定が期待できる。たとえば、Gibsonレスポールスタンダードは10万〜25万円前後で取引されるケースもある。ヴィンテージモデルや限定品であれば、50万円以上の値がつくことも珍しくない。
ブランド不明のノーブランドギターや、初心者向けの入門セットは数百円〜数千円程度の査定になることが多い。ただし、古い国産メーカー(Tokai・Greco・Fernandes等)のギターは、モデルによっては意外な高値がつくこともあるため、諦めずに査定に出してみる価値はある。
- Gibson・Fender・PRS・ESPなどの有名ブランドは高額査定になりやすい
- シグネチャーモデルや限定カラーはプレミアがつくこともある
- アンプ内蔵モデルやエフェクター付きセットは評価が分かれる
- 古い国産ギターもモデルによっては価値あり
売るまでの間ケースにしまっておくなら、湿度の変化でネックが反らないよう、ギター用の湿度調整剤を入れておくと状態を保ちやすくなる。
アコースティックギターの買取相場
アコギは、Martin(マーチン)やTaylor(テイラー)といった人気ブランドが高額査定の中心だ。エントリーモデルで数千円〜1万円、ミドルクラスで3万〜10万円、ハイエンドモデルなら10万〜30万円前後が目安になる。
実際の買取実績として、Taylor K14ce LTDエレアコが約23万円、Gibson 1960s J-45カスタムショップモデルが約13万円で買取された例がある。ヴィンテージのMartinは、状態次第で100万円を超えることもある。
国産ブランドでは、YAMAHAの上位モデル(Lシリーズなど)やTakamine(タカミネ)のプロモデルが比較的高い査定を受けやすい。YAMAHAのFGシリーズなどのエントリーモデルは数千円程度になることが多いが、1970年代以前の赤ラベル・グリーンラベル時代のものはヴィンテージとして評価されるケースもある。
クラシックギターの買取相場
クラシックギター(ガットギター)は、エレキやアコギに比べると市場規模が小さいため、買取相場はやや低めになる傾向がある。国産メーカーのエントリーモデルで数千円、手工品(ハンドメイド)の高級モデルで数万円〜10万円前後が相場だ。
ただし、スペイン製の有名工房(ラミレスやアランフェスなど)の作品や、日本の名工(中出阪蔵、河野賢など)の手工品はコレクター需要もあって高値がつくことがある。
エレキベースの買取相場
エレキベースもギターと同様の価格帯で取引されている。Fenderのジャズベースやプレシジョンベースは5万〜15万円前後、Musicmanのスティングレイは5万〜12万円前後が目安だ。国産のAtelier Zや、Sadowskyなどのハイエンドモデルも高額査定の対象になる。
ブランド別のギター買取相場
ギターの買取価格を大きく左右するのが「ブランド」だ。代表的なブランドごとの買取相場の目安を紹介する。
Gibson(ギブソン)
Gibsonは、エレキ・アコギともに高い買取相場を誇るブランドだ。レスポール、SG、ES-335、J-45といった定番モデルは、常に安定した需要がある。
- レスポールスタンダード:10万〜25万円前後
- レスポールカスタム:15万〜30万円前後
- SG:5万〜15万円前後
- ES-335:8万〜20万円前後
- J-45(アコギ):8万〜20万円前後
- ハミングバード(アコギ):7万〜18万円前後
なお、Gibsonは製造年やシリアルナンバーによって大きく価値が変わる。特に1950〜1960年代のモデルは「ヴィンテージ」として数百万円の値がつくこともある。カスタムショップ製のモデルも通常ラインより高い評価を受けやすい。
Fender(フェンダー)
Fenderも世界的に人気の高いブランドで、ストラトキャスターやテレキャスターは中古市場でも活発に取引されている。
- アメリカンプロフェッショナル ストラトキャスター:8万〜15万円前後
- アメリカンヴィンテージ テレキャスター:10万〜20万円前後
- アメリカンウルトラ:8万〜15万円前後
- ジャパンモデル:2万〜8万円前後
- メキシコモデル(プレイヤーシリーズ):3万〜6万円前後
Fenderも1960年代以前のヴィンテージモデルは非常に高額で、Pre-CBSと呼ばれる1965年以前のモデルは数十万〜数百万円の値がつくこともある。
Martin(マーチン)
アコギの王道ブランドであるMartinは、D-28やD-45といったモデルが特に人気だ。
- D-28:10万〜20万円前後
- D-45:30万〜60万円前後
- D-18:8万〜15万円前後
- 000シリーズ:5万〜15万円前後
- OM-28:10万〜18万円前後


その他の人気ブランド
- PRS(ポール・リード・スミス):カスタム24やマッカーティは8万〜20万円前後。USモデルは高額だが、SEシリーズは1万〜3万円前後
- Taylor(テイラー):アコギの人気ブランドで3万〜25万円前後。800シリーズ以上が高額
- ESP:国産ハイエンドモデルは5万〜15万円前後。オーダーメイド品はさらに高値
- Ibanez(アイバニーズ):Jカスタムやプレステージシリーズは3万〜10万円前後
- Rickenbacker(リッケンバッカー):330や360は8万〜15万円前後。独特のサウンドで根強い人気
- Gretsch(グレッチ):USモデルは5万〜15万円前後。ホロウボディが特に人気
ギターの買取価格に影響する要素
同じモデルのギターでも、コンディションや付属品の有無によって査定額は変わる。買取価格に影響する主な要素を解説する。
状態・コンディション
当然ながら、状態が良いほど高く売れる。傷や打痕が少なく、フレットの減りが少ないギターは高評価になりやすい。ネックの反りやトラスロッドの残量も重要なチェックポイントだ。
具体的には、以下のような状態が査定に影響する。
- ボディの傷・打痕:軽微な擦り傷は許容範囲だが、大きな打痕や塗装剥がれは減額対象
- フレットの減り:フレットが大きく減っていると交換が必要になるため減額される
- ネックの反り:トラスロッドで調整可能な範囲なら問題ないが、ねじれがある場合は大幅減額
- 電装系の動作:ピックアップやポットのガリ(ノイズ)は減額要因
- ペグの動作:チューニングが安定しないペグは交換が必要になるため減額
付属品の有無
ハードケースやギグバッグ、保証書、購入時のレシートなどが揃っていると、査定額がアップする。特にGibsonやFenderの純正ハードケースは、それだけで数千円の価値がある場合もある。ストラップやシールドケーブルなどの小物は査定にはあまり影響しない。
改造・カスタムの有無
ピックアップの交換やペグの変更など、カスタムが施されているギターは評価が分かれる。オリジナルパーツが残っていれば、一緒に査定に出すのがおすすめだ。純正状態に戻せるかどうかが、査定額を左右するポイントになる。
人気のアフターマーケットパーツ(セイモアダンカン、ディマジオ、ベアナックルなど)への交換であれば、逆にプラス評価になることもある。ただし、ボディの穴あけ加工やザグリの拡大など、不可逆的な改造は減額されやすい。
ネック折れや大きなクラック(割れ)があるギターは、大幅に減額されるか買取不可になるケースがある。ただし、ヴィンテージ品の場合はリペア歴があっても需要があるため、まずは査定に出してみるのがおすすめだ。
ギターを高く売るための5つのコツ
1. クリーニングしてから査定に出す
ボディの汚れやフレットのくすみを落としておくだけで、第一印象が大きく変わる。ギタークロスでボディを拭き、フレットはスチールウールやフレット磨きで軽く磨いておくとよい。弦は新品に張り替える必要はないが、錆びている場合は交換しておいた方がいい。指板のオイルケア(ローズウッドやエボニー指板の場合)も有効だ。
ボディを拭くクロスは、塗装を傷めにくいギター専用のものを選ぶと安心だ。
2. 付属品をすべて揃える
ケース・保証書・トレモロアーム・レンチなど、購入時の付属品はできるだけ揃えて査定に出そう。付属品の有無で数千円〜数万円の差が出ることもある。
3. 複数の業者で相見積もりを取る
買取価格は業者によって異なるため、最低でも2〜3社に査定を依頼するのがおすすめだ。楽器専門の買取業者は、総合リサイクルショップよりも適正な価格をつけてくれることが多い。LINE査定やメール査定を活用すれば、手軽に複数社の見積もりが取れる。
4. 需要の高い時期に売る
ギターの需要が高まるのは、新学期前の3〜4月やボーナスシーズンの6〜7月、クリスマス前の11〜12月あたりだ。この時期は中古楽器の需要が増えるため、買取価格も上がりやすい。逆に需要が落ちる時期(1〜2月など)は査定額が低くなる傾向がある。
5. 楽器専門の買取業者を選ぶ
総合リサイクルショップよりも、楽器専門の買取業者の方が適正価格で査定してくれる傾向がある。楽器に詳しいスタッフが在籍しているため、モデルの希少性やコンディションを正確に評価してもらえる。島村楽器やイシバシ楽器などの大手楽器店の中古買取や、楽器買取専門のオンライン業者なども選択肢になる。


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ギターの主な買取方法
店頭買取
店舗に直接持ち込む方法。その場で査定・現金化できるのがメリットだ。査定員と直接やり取りできるため、価格交渉がしやすいのもポイントになる。ただし、ギターは大きくて持ち運びが大変なので、車がないと不便に感じることもある。
宅配買取
ダンボールにギターを梱包して送る方法。自宅にいながら売却できるので、近くに楽器店がない方にも便利だ。ただし、梱包時にギターが破損しないよう、しっかりと緩衝材で保護することが重要になる。ハードケースに入れた状態でダンボールに梱包するのが安全だ。ソフトケースの場合は、ネック周りを特に厚く保護しよう。
業者から梱包キットが届かない場合は、ギターが収まるサイズの梱包用段ボールを用意しておくと、輸送中の破損を防ぎやすくなる。
出張買取
スタッフが自宅まで来てくれる方法。複数本のギターをまとめて売りたい場合や、アンプなどの重い機材もあわせて売りたい場合に便利だ。出張費が無料の業者も多い。ギターアンプやエフェクター、ペダルボードなど、まとめて売却すると査定額がアップすることもある。
ギター買取でよくある質問
壊れたギターでも買取してもらえる?
ネック折れやボディの大きなクラックがあるギターは、買取を断られるケースもある。ただし、Gibsonなどのヴィンテージモデルであれば、ジャンク品でもパーツ取り目的で買い取ってもらえることがある。まずは査定に出してみるのが得策だ。
改造したギターは減額される?
ピックアップ交換やペグ交換など、カスタムが施されたギターは純正状態よりも減額される場合がある。ただし、人気のピックアップ(セイモアダンカンやディマジオなど)への交換であれば、逆にプラス評価になることもある。オリジナルパーツがあれば一緒に持ち込もう。
古いギターでも売れる?
製造から数十年経ったギターでも、ブランドやモデルによっては高額査定になることがある。特にFenderやGibsonの1970年代以前のモデルは「ヴィンテージ」として高い評価を受けることが多い。年季が入っていても、まずは査定を受けてみる価値は十分にある。
フリマアプリで売るのとどっちがお得?
フリマアプリは高値で売れる可能性がある反面、梱包の手間や送料負担、トラブルリスクがある。ギターは大型で壊れやすい楽器なので、安全に取引したいなら買取業者の利用がおすすめだ。梱包時の破損トラブルや、到着後の「傷がある」というクレームも起こりうるため、手間をかけずに着実に現金化したい場合は買取業者の方が効率的といえる。
エフェクターやアンプも一緒に売れる?
楽器専門の買取業者であれば、ギターだけでなくエフェクター、アンプ、ミキサー、マイクなどの音楽機材もまとめて買取してくれることが多い。BOSSやLine 6、Kemperなどの人気エフェクターは、単体でも数千円〜数万円の査定がつくことがある。まとめて売ると査定額がアップする業者もあるため、不要な機材は一括で査定に出すのがおすすめだ。
ギターの買取に身分証明書は必要?
古物営業法に基づき、買取の際は本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード、パスポートなど)の提示が必要だ。宅配買取の場合は、コピーを同梱するか、オンラインで身分証をアップロードする形式が一般的だ。


まとめ
ギターの買取相場は、ブランド・モデル・状態によって数千円から数十万円まで幅広い。Gibson・Fender・Martinなどの人気ブランドは安定した需要があり、状態がよければ高額査定が期待できる。ヴィンテージモデルや限定品は、コレクター需要もあって特に高値がつきやすい。
高く売るためには、クリーニングや付属品の準備はもちろん、楽器専門の買取業者に相見積もりを取ることが大切だ。エフェクターやアンプなどの関連機材もまとめて売ると査定額がアップすることがある。まずは無料査定を利用して、手元のギターがいくらになるかチェックしてみよう。
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