ブランド品を現金に変えたいとき、「買取に出す」方法と「質入れする」方法の2つがあります。どちらもブランド品を持ち込んで査定してもらう点は同じですが、仕組みやお金の受け取り方、メリット・デメリットは大きく異なります。
この記事では、質入れと買取の違いをわかりやすく解説し、それぞれどんな人に向いているのかを紹介します。

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買取と質入れの基本的な違い
買取とは
買取は、ブランド品を業者に売却して現金を受け取る仕組みです。一度売ったら品物は手元に戻ってきません。その代わり、査定額をそのまま全額受け取ることができます。
質入れとは
質入れは、ブランド品を担保として預けてお金を借りる仕組みです。期限内に元金と利息(質料)を支払えば品物を取り戻すことができます。返済しなければ品物は「質流れ」となり、お店の所有物になります。
買取=売却(品物は戻らない)、質入れ=融資(期限内に返済すれば品物が戻る)。この根本的な違いを理解しておくことが重要です。
どちらの方法を選ぶ場合でも、お店に持ち込むまでの間はバッグを保存袋に入れておくと、ほかの荷物との擦れを防ぎやすくなります。
受け取れる金額の違い
一般的に、買取のほうが質入れよりも受け取れる金額は高いとされています。その差は2~3割程度と言われています。
質入れの場合、業者は品物を預かっている期間中、厳重に保管する必要があります。その保管コストやリスク分が差し引かれるため、同じ品物でも質入れのほうが受取額は低くなるのが一般的です。
具体的な例
たとえば、買取査定額が100,000円のバッグの場合:
- 買取:100,000円を受け取れる
- 質入れ:70,000円~80,000円程度を借りられる


買取のメリット・デメリット
メリット
- 質入れよりも高い金額を受け取れる(2~3割程度多い)
- 取引がその場で完了するためシンプル
- 利息や手数料がかからない
- 不要品の整理にもなる
デメリット
- 一度売ると品物は戻ってこない
- のちに品物の価値が上がっても利益を得られない
- 思い入れのあるアイテムは手放しにくい
質入れのメリット・デメリット
メリット
- 期限内に返済すれば品物が手元に戻る(何度でも利用可能)
- 信用情報機関に記録されない(カードローンと違い、信用情報に影響しない)
- 審査不要で即日融資が受けられる
- 督促や取り立てがない(返済できなければ品物が質流れになるだけ)
デメリット
- 金利が高い(月利1~8%程度が一般的)
- 買取よりも受け取れる金額が少ない
- 返済期限(通常3か月)を過ぎると品物を取り戻せなくなる
- 利息の日割り計算がない場合が多い
- 質入れできる品物がないと利用できない
質屋の金利は年利ではなく月利で表示されることが多いです。月利3%の場合、年利に換算すると36%になります。短期間で返済できる見込みがあるときに利用するのが賢い使い方です。
質入れを利用する場合は、返済日や利息の金額を家計簿に書き留めておくと、期限をうっかり過ぎてしまうのを防ぎやすくなります。
どちらを選ぶべき?判断基準
買取が向いている人
- ブランド品を手放しても構わない人
- できるだけ高い金額を受け取りたい人
- 不要品を整理したい人
- 利息の支払いを避けたい人
質入れが向いている人
- 一時的にお金が必要だが、品物は手放したくない人
- 信用情報に記録を残したくない人
- 短期間(1~3か月)で返済できる見込みがある人
- カードローンの審査に通らない人


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質屋と買取専門店の選び方
質入れと買取の両方に対応している質屋もあれば、買取のみの専門店もあります。選ぶ際のポイントを紹介します。
質屋を選ぶときのポイント
- 月利(質料)が明確に表示されている
- 質入れ期間や延長制度が明確
- ブランド品の鑑定実績が豊富
- 大黒屋などの大手チェーンは安心感がある
買取専門店を選ぶときのポイント
- ブランド品の買取実績が豊富
- 査定料・送料・キャンセル料が無料
- 複数の販路を持っている(海外にも販路がある業者は高値がつきやすい)
質入れの仕組みを詳しく解説
質入れは意外と知られていない仕組みが多いため、ここで詳しく解説します。
質入れの流れ
- 品物を質屋に持ち込む
- スタッフが品物を鑑定・査定
- 査定額に基づいた融資額が提示される
- 同意すれば、その場で現金を受け取れる
- 品物は質屋が保管(通常3か月間)
- 期限内に元金+利息を支払えば品物が返却される
質入れの際にお店から受け取った書類は、受け出しのときに必要になることがあるため、書類用のファイルにまとめて保管しておくと安心です。
質流れとは
返済期限(通常3か月)を過ぎても元金と利息を支払わなかった場合、品物は「質流れ」となり、質屋の所有物になります。質流れになっても追加の請求や催促は一切なく、信用情報にも影響しません。これが質入れの大きな特徴で、「返済できなくても品物を失うだけ」というシンプルな仕組みです。
質入れと消費者金融の違い
質入れは品物を担保にした融資であるため、消費者金融のような信用審査がありません。過去の借入履歴や年収に関係なく、品物さえあれば誰でも利用できるのがメリットです。ただし、月利が1~8%と高めに設定されているため、長期間の借入には不向きです。


よくある質問(Q&A)
Q. 質入れした品物を取り戻すときの費用は?
A. 借りた元金に利息(質料)を加えた金額を支払います。例えば、70,000円を月利3%で1か月借りた場合は、70,000円+2,100円=72,100円を支払えば品物が戻ってきます。
Q. 質流れになった品物はどうなる?
A. お店の所有物となり、店頭やネットで販売されます。質流れ後に追加の請求や信用情報への記録はありません。
Q. 買取と質入れ、同じお店で両方できる?
A. はい。多くの質屋では買取と質入れの両方に対応しています。査定額を聞いたうえで、どちらにするか選べるお店もあります。
Q. 質入れした品物の保管状態は大丈夫?
A. 質屋は預かった品物を厳重に保管する義務があります。専用の倉庫で温度・湿度を管理して保管してくれるため、品物が劣化する心配は少ないです。
Q. 質入れの利息(質料)はいつ支払う?
A. 品物を受け出す(取り戻す)ときに、元金と一緒に利息を支払います。利息だけを先に支払って期限を延長できるお店もあります。延長の条件はお店によって異なるため、事前に確認しておきましょう。
ブランド品別の質入れ・買取価格の目安
ブランド品のジャンルによって、質入れと買取の価格差は異なります。大まかな傾向を紹介します。
バッグ(ルイ・ヴィトン、シャネル、エルメスなど)
ハイブランドのバッグは質入れでも比較的高い融資額が期待できます。特にエルメスのバーキンやケリー、シャネルのマトラッセなどは価値が安定しているため、質入れでも買取額の70~80%程度の融資が受けられることがあります。
時計(ロレックス、オメガなど)
高級時計は相場が明確なため、質入れでも高い融資額が期待できます。ロレックスのデイトナやサブマリーナなどは中古市場で価格が安定しているため、質屋にとってもリスクが低く、融資額が高めに設定される傾向があります。
ジュエリー(金・プラチナ・ダイヤモンド)
金やプラチナのジュエリーは、金属としての価値が明確なため査定しやすいアイテムです。ただし、デザイン性の高いブランドジュエリーは買取のほうが有利で、質入れではデザインの価値が十分に反映されない場合があります。
財布・小物類
財布やキーケースなどの小物は、バッグや時計と比べると市場価値が低い傾向があります。質入れの融資額も低めになるため、手放しても構わない場合は買取のほうが手取り額は多くなるでしょう。


まとめ
ブランド品の買取と質入れは、「売却」と「融資」という根本的な仕組みの違いがあります。単純にお金を多く受け取りたいなら買取、品物を手放したくないなら質入れが適しています。
どちらを選ぶにしても、複数の業者で査定を受けて比較するのが賢い選択です。質屋では買取と質入れの両方の金額を提示してもらえるお店も多いので、迷っている方はまず質屋に相談してみるのも一つの方法です。気軽にWeb査定やLINE査定で概算額を確認してみてください。
参考リンク:質入れと買取の違い(大吉)、質屋の買取と質入れの比較(質屋CLOAK)、質と買取とキャッシングの比較(大黒屋)
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